イェール・ロースクールは、イェールの他の大学院と少し違う学期カレンダーを持っているので、春学期は、(今年は)明日から始まります。1月5日から19日までは、秋学期の試験でした。私自身は、(客員研究員なので)試験を受けていませんが、傍から見ていて、ロースクールにおける試験がどのようなものか書きたいと思います。
ロースクールのウェブページには、学期の授業内容が発表される日に、試験日や試験形式も同時に発表されます。
J.D.の一年生の場合は、最初の学期(秋学期)だけは、合格か不合格がつくだけで、優良可というような成績は実はつきません。成績がつかないといっても、みな、冬休み中、帰省先でしっかり勉強している様子でした。
某授業の試験は、午前9時から午後1時まで、大教室にて試験(持ち込み可)。教授は、12月の秋学期最後の授業で、「試験では、私(先生のこと)の説を展開しても読んでいて面白くないので、できれば、オリジナルな説を展開して欲しい」と仰っていました。日本の法学部の試験では、多数説や有力説等を覚えてそれを書くという形式が一般的なので、教授のこのお言葉には目から鱗でした。もちろん、オリジナルな説といっても、判例(注1)を引き合いに出しながら主張を展開していかなければならないのですが、オリジナリティ、個性を重んじるアメリカの伝統が法学教育にも出ていると感じました。(注1:米国はコモンローの国なので、大陸法の国のように成文法ではなく判例の積み重ねで発展してきたため。)
Self-scheduled という試験は、自宅にてオンラインでイントラネットにログインして、一定の期間以内の好きな日に試験を受けるものです。時間は決められていて、いったん、ログインしてから一定時間内(例えば、24時間以内)に、試験を受けるのです。
また、レポート形式もあります。
ロースクールのウェブページには、学期の授業内容が発表される日に、試験日や試験形式も同時に発表されます。
J.D.の一年生の場合は、最初の学期(秋学期)だけは、合格か不合格がつくだけで、優良可というような成績は実はつきません。成績がつかないといっても、みな、冬休み中、帰省先でしっかり勉強している様子でした。
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