2011年1月31日月曜日

ハンバーガー発祥の店「LOUIS' LUNCH」



 古い街であるニューヘイブンには、発祥の地と称しているもの(ちなみに綿繰り機、ゴムタイヤ、コルク抜き、フリスビー、棒キャンデーなど)がいくつかありますが、アメリカ料理の代表であるハンバーガーを初めて作った店といわれる伝説の店が「LOUIS' LUNCH』(261-263 Crown St.)です。地元の人なら誰でも知っている全米ベストハンバーガートップ10にも数えられ、1895年創業として全米最も古い店リストにも堂々の殿堂入りというすごい店です。
 
 1900年に、とても急いでいた客が「走りながら食べられるように」と注文したところ、店主が焼いた牛肉のパテをトーストに挟んで渡したのが始まりということらしいです。
 
 まるでイギリスの片田舎にたたずむ店のような、こじんまりした一軒家で、扉を開けると、タイムスリップしたような古風な店内。カウンターで注文するのは合い言葉があるらしいですが、とにかくメニューはシンプルなので、迷う必要はありません。オリジナルバーガー(5ドル)とできればポテトサラダ(4ドル)を注文しましょう。キャッシュオンリーです。
 注文を受けて4代目店主が手ごねのハンバーグを、1897年から使っているという縦型のオーブンに挟んで焼いてくれます。少々待っていると、トマトとチーズとオニオンとともにトーストに挟まれて元祖ハンバーガーが出てきます。間違ってもケチャップを要求してはいけません。ということで、味は自慢するだけのことはありました!
 まだ食べていない方はぜひトライしてみて下さい!

http://www.louislunch.com/

2011年1月30日日曜日

HARNEY & SONS (お茶の専門店)

「こちらでまだおいしい紅茶に出会ったことがない!」という私を、友人がニューヘイブンから車で2時間行ったところにある紅茶専門店に連れて行ってくれました。アップステート・ニューヨークMillertonにある”Harney & Sons”(ハーニー&サンズ)です。最近、レストランやカフェで、時々「あ、この紅茶はおいしい!」と思ってティーバッグのブランドをみると、「Harney & Sons」と書いてあるので、実は気になっていたブランドでした。

ニューヘイブンから、Millertonに向かうために、途中、長い氷柱が垂れた、ジンジャーブレッドハウス風のニューイングランドスタイルの家々の間を通って高速にのりました。
高速道路からは、誰も足を踏み入れていない真っ白な雪の世界が広がっており、これがまさにWinter Wonderlandだと感動しました。

TorringtonLitchfieldの町を通って、 ちょうどニューヘイブンのダウンタウンを出てから2時間弱程度でMillertonの町に着き、お茶専門店Harney & Sonsに着きました。
ティーハウスの外観は水色の可愛らしい家です。中に入ってみると、食事処(5テーブル程)、ショップ、テイスティング・ルームがあり、それほど広くはなくアットホームな感じです。
ランチのメニューには、Chukadon(中華丼)や、Kazu’s dressing等、日本名がところどころにあるほか、本日のスペシャルに、vegetable tempura(野菜の天ぷら)があったので、「シェフの方は日本人ですか?」と聞いたのですが、そうではなかったようです。食事と共に、メニューが4頁にも及ぶ幅広いセレクションからお茶を選ぶことができます。

テイスティング・ルームには、大きなお茶の缶が沢山並んでいます。
まず、今日のスペシャルである、Earl Grey(アール・グレイ)を色の薄い順から3種類(Winter White Earl Grey, Earl Grey Viennese, Earl Grey Supreme)試飲した後、店員お勧めの中国茶を試飲しました。
本日のスペシャル-3種類のアール・グレイ
缶を店員に出してもらって好きなだけ匂いをかめるほか、ディスプレイされている大きな紅茶缶から一つだけテイスティングできるという仕組みです。私は10種類くらい匂いをかんでそのあと気に入った匂いの紅茶をテイスティングしました。そこでは、缶(tin)か封筒(envelope)でお茶を4oz.以上から買うこともできます。缶にはラベルを貼り替えることができるようだったので、ダメもとで「(買った)缶に、私の名前を入れてもらえるか」と尋ねたら、特別、ラベルを貼り替えて、シールで名前を入れてもらえました。中身はダージリンですが、紅茶の缶には、私の名前が入って、私専用の缶ができて嬉しかったです。
テイスティング。お茶の入れ方が面白いです。
コップに茶葉を入れ、お湯(※)を入れてから蓋をし、5分待ったあと、茶葉入りコップを
別のコップに入れます。
※ファーレンハイト温度では水の沸点が212°Fですが、
Black Teaの場合は、それよりも4度低い位の温度がちょうどよいそうです。
ショップには、紅茶、煎茶、ハーブティー、カフェインなしのお茶等数多くのお茶が並んでいます。そのほか、お菓子や紅茶のローション、香水、Harney & Sonsのロゴ入りグッズもありました。

米国に来て、おいしい紅茶に出会えてなかったので、ようやくお気に入りの紅茶に巡り合えることができ、よかったです。すっかりHarney & Sonsのファンになりました。

実はこのHarney & Sons、英国ロンドンのAfternoon Tea賞を受賞したこともあるそうですが、昨年(2010年)11月に日本上陸を果たしたようですhttp://openers.jp/culture/tips_eat/harney_sons.html 及び
ニューヨークでは、郊外のMillertonのほか、Sohoにもあるようです。
オンラインでも買うことができます。

ニューヘイブンでは、Atticusのカフェの一部の紅茶にHarney’s & Sonsがあります。

2011年1月26日水曜日

ニューヘイブン・グリーンの雪の彫刻

ニューヘイブンのダウンタウンに、「ニューヘイブン・グリーン」という広場があります。夏は芝生で覆われていて、野外コンサートが行われる場所なのですが、今は、深い雪で覆われています。
そこに、雪でつくられた顔の彫刻が出現したようです。下記の新聞記事によると、"Four-eyed snow genie"(4つの目を持つ雪の精霊)のようです。願い事をかなえてくれる精霊のようで、脇の看板には、「願い事は2つまで」と書いてあるそうです。

(写真は友人より提供)

米国北東部は、例年にない寒波が襲っているようで(先週日曜日は、-18℃にもなりました)、ここのところ、ずっと雪です。今日もワシントンDC、ニューヨーク、ニューイングランド、ボストンは大雪です。ニューヘイブンでは、雪が山盛りになっていますが、下記の記事にもあるように、どこに除雪した雪をためるのかが問題になっているようです。

記事:
http://newhavenindependent.org/index.php/archives/entry/snowstorm_parking_even_better_next_time/#When:16:34:15Z

2011年1月23日日曜日

イェール大学ロースクール (8)- 試験

イェール・ロースクールは、イェールの他の大学院と少し違う学期カレンダーを持っているので、春学期は、(今年は)明日から始まります。1月5日から19日までは、秋学期の試験でした。私自身は、(客員研究員なので)試験を受けていませんが、傍から見ていて、ロースクールにおける試験がどのようなものか書きたいと思います。

某授業の試験は、午前9時から午後1時まで、大教室にて試験(持ち込み可)。教授は、12月の秋学期最後の授業で、「試験では、私(先生のこと)の説を展開しても読んでいて面白くないので、できれば、オリジナルな説を展開して欲しい」と仰っていました。日本の法学部の試験では、多数説や有力説等を覚えてそれを書くという形式が一般的なので、教授のこのお言葉には目から鱗でした。もちろん、オリジナルな説といっても、判例(注1)を引き合いに出しながら主張を展開していかなければならないのですが、オリジナリティ、個性を重んじるアメリカの伝統が法学教育にも出ていると感じました。(注1:米国はコモンローの国なので、大陸法の国のように成文法ではなく判例の積み重ねで発展してきたため。)
Self-scheduled という試験は、自宅にてオンラインでイントラネットにログインして、一定の期間以内の好きな日に試験を受けるものです。時間は決められていて、いったん、ログインしてから一定時間内(例えば、24時間以内)に、試験を受けるのです。
また、レポート形式もあります。

ロースクールのウェブページには、学期の授業内容が発表される日に、試験日や試験形式も同時に発表されます。

J.D.の一年生の場合は、最初の学期(秋学期)だけは、合格か不合格がつくだけで、優良可というような成績は実はつきません。成績がつかないといっても、みな、冬休み中、帰省先でしっかり勉強している様子でした。

2011年1月19日水曜日

プレスクール探し

6月末にニューヘイブンに到着後、生活のセットアップと同時に、子供のプレスクール探しを始めました。

まず、以下サイトに載っていたプレスクールで、自宅から通えそうなところに順々に連絡していきました。
http://www.savvysource.com/preschools/c_preschools_in_new_haven_ct

ところが、通常は、入学の半年以上前に願書を提出するため、2ヶ月後に入学できる先はなかなか見つかりませんでした。

そこで、YaleのChild Care Coordinatorに電話で相談したところ、いくつかのプレスクールを紹介してくれました。
http://www.yale.edu/hronline/worklife/ccresource.html

結局、6校とコンタクトをとり、3校についてはWaiting listに載せてもらうことが出来ました(残りの3校は新学期から入学できる見込みはないとのことでした)。また、2校については、学校見学の機会もありました。空きができたら連絡をもらえるとのことでしたが、こちらからもときどき(しつこいかなと思いつつも)コンタクトをとり、空き状況について確認をとりました。

最終的に7月中に入学の許可が下りた1校に決めたのですが、8月に入ってからも別の1校から空きができたという連絡をもらったため、直前でも空き状況次第では入学が可能なようです。

プレスクールを選ぶ際、「コネチカット州ニューヘイブンエリアの日本人のためのサイト(http://www.newhaven-j.com/entertainment.html)」の掲示板を通じて具体的な情報を頂けたこと、プレイグループ(9月3日「親子で参加できるプレイグループ」をご参照ください)で出会った方々から話を聞けたことが、幸いでした。

プレスクールに入学して5カ月となる現在、子供は日々楽しく通っており、入学できて良かったという思いと、様々な情報を下さった方々への感謝の思いを感じています。

2011年1月13日木曜日

イェール大学キャンパスの中でスキー!?

昨日の大雪の後、イェール大学のSterling Memorial Libraryという図書館前で、スキーをしている人がいたそうです!ふかふかの雪なので、気持ちよさそうですし、確かに移動には便利そうです。


友人が提供してくれた写真です。

2011年1月12日水曜日

続・大雪

NBCコネチカットのニュースによると、この大雪、ニューヘイブンでは15年振りだそうです。
ニュースでは、午前中、ニューヘイブンのダウンタウンのCity Hallの前からレポーターが中継していましたが、そのわきを「Yale」のロゴ入りのズボンをはいた学生が、寒そうに通り過ぎていきました。

強風がおさまった途端(午前10時半頃)、雪かき車や人が出てきて除雪作業をしていました。駐車場のまわりでは除雪車が3台も同時に出てきました。また、特別な塩をまく人もいました。
こちらに来て驚いたのは、雪への対応の速さです。他の手続に関してはアメリカは一般的にスローですが、北東部の除雪作業の対応の速さには、感心します。やはり雪に慣れているからでしょうか。雪が降っても、車道も歩道も、たちまちのうちにきれいに除雪され、道が滑らないようにしてくれるのです。
テキサスでは、2インチ、雪が降っただけで休校になったりします。ニュースで言っていましたが、西部や南部では雪に慣れていないので、少量の雪でもいろいろな機能が麻痺してしまうのです。その点、北東部は慣れている感じがします。

午後1時過ぎ、サンシャインも出てきました。


リスも避難

Sterling Memorial Library前

除雪車

大雪

今日は、ニューヘイブンは、今年一番の大雪です。
一週間前から、米国北東部では大雪になるという予報が出ており、数日前から大雪警報が出ていたのですが、昨晩から、ニューヨーク、そして、コネチカット州、ボストンと今はニューイングランド地方が大雪です。
今朝8時。外を見ると吹雪です。普段は車の通りが多い道も、今日は窓から見ていると、殆ど歩いている人や車をみかけないのですが、一人、歩いている人がいました。台風のような強風に傘が吹き飛ばされないように立ち止まっていて大変そうでした。(その傘はもはや壊れていました。)
アパートの裏の小道でも、先ほどまで車が雪に埋まってしまって身動きできなくなっていました。

NBCのテレビ・ニュースでは、他の学校の休校情報や休館情報が表示されています。ニューヘイブンの駐車場も多くが、Ban(禁止)やClosedとなっているようです。イェールのブリティッシュ・アート・センターも休館になったようです。
イェール大学でも殆どの授業が休講になり、私自身もボストンでの会議が延期されたのですが、夫の午前一の授業は休講にならず、吹雪の中、でかけていきました。
下記は、夫が授業に行く際に撮った写真です。(ニューヘイブン・ダウンタウン)



2011年1月9日日曜日

イェール大学ロースクール (7)- 授業(2)

イェール・ロースクールは、少人数教育なので、J.D.の場合、一学年200人余りで、教室も小さい教室が多いです。講義(Sectionという)は100名ちょっとで、そのほかのクラス(日本でいうとゼミに近い)は6~15名ほどで、密度の濃い授業が行われます。
どの授業も、ソクラティックメソッドで、教授が学生にあてて、教授と学生、学生同士で活発に議論し、非常にインタラクティブです。
最初、法的な知識を持たない一年生が、いきなりソクラティックメソッドで議論することに対して、違和感を覚えました。法的バックグラウンドが何もないので、最初は学生の議論が法的議論になっていないと感じ、日本の法学教育のように、一方的な講義でひととおり法学というものを学んでから、34年生のゼミで議論したほうがよいのではないかと思いましたが、2か月くらいすると、しっかりした議論になってくるので驚きです。教授も、学生にあてながら、学生同士の議論を促します。
あらかじめシラバスやイントラネット等で、教科書で読んでくるべき量が指示されていますが、毎回100頁ほど読んでくるようアサインされます。大方の学生はしっかり読んできて、議論に参加するのです。教科書は、日本の法律の教科書よりもずっと分厚いもので、百科事典、広辞苑並の分厚さです。そのため値段が140ドルくらいするので、大部分の学生は、中古本を買って使っています(中古本の場合、先輩による書き込みもありますが、書き込みによっては重要な箇所がハイライトされているのでよいかもしれません)。

法学部というと、日本でも、単に条文を覚えるのが勉強と誤解されがちなのですが、日本の法学教育の場合は、法律行為、条文の解釈や学説(多数説、有力説、少数説)、主な判例等を学びます。例えば、憲法学では、基本的人権と統治について学び、各種権利・義務とそのコンセプト、判例を学びます。したがって、日本の法学教育の場合、学説や判例を学び、試験でもそれらを覚えることが求められます。日本のほか、ヨーロッパの国等、大陸法の国は大方このような感じで法学を学んでいると思います。
米国は、判例の積み上げにより法学が発展してきたコモン・ローの国なので、教科書には、とにかくケース(事案、判例)ばかりが書いてあります。事案を通して、原理や基準を学びます。イェール・ロースクールでは、とにかく教科書に書いてある事案を読み込み、自分の考えを述べたり、主張、説を打ち立てたりすることが求められます。いわゆる学説などは学びません。いかに、一貫した議論を打ち立て、正当化するかに力点が置かれている気がします。なので、「間違っている」主張というものはないのです。教授も、学生の主張に耳を向け、あらゆる角度から促したり、つっこんだりします。
日本の法学教育を受けた者からするとそれが一見難しく思えますが、米国の国際会議や世界におけるプレゼンスを考えると、これが米国の強みなのだと思いました。

イェール大学ロースクール (6)- 授業(1)

イェール大学(カレッジ)及び殆どの大学院は、(今年は)明日から授業が始まりますが、ロースクール(Law School) はまだ秋学期中で、今は秋学期の試験の真っ最中です。ロースクールの場合、春学期は、今年は1月24日から始まります。
ロースクールの某プログラムの客員研究員として今、研究していますが、秋学期は、ロースクールの学生に交じって、いくつか授業を聴講しました。J.D.(注1)1年生とのゼミ(週2回)、講義(週3回)、2-3年生とのゼミ(週1回)です。
私自身、学部、大学院修士課程と6年間、日本で法学を専攻しましたが、久々に学生と一緒に授業を受けることは大変新鮮で、勉強になりました。これから数回に分けて、J.D.の授業の様子を少しご紹介したいと思います。

注1:J.D.Juris Doctor(法務博士)の略で3年間のコース。既に米国又は他国で法学部を出ている場合は、一年間のLL.M.Master of Laws; 法学修士のコース)があります。その他、いろいろコースがあるので、Yale Law SchoolHPをご覧下さい。

イェール・ロースクールは、U.S.ニュース&ワールド・レポート』ロー・スクールランキングでは、ランキング開始以来、毎年1位にランクされています。ビル・クリントン元大統領やヒラリー・クリントン国務長官も卒業生で、クリントン夫妻を教えたという教授もいます。
米国では、学部レベルで法学部がないので、みな学部では異なる科目を専攻してから、ロースクールに来ます。なので、歴史学科、英文科、心理学科、東アジア学科、生物学科等、バックグラウンドは様々で、全米、そして世界から優秀な学生が集まってきます(高校生くらいからロースクールに行くことを意識していたという言う人は、社会学や政治、歴史、哲学を専攻していた人が多いように思います)。学部を出たばかりの21歳の人から、大学院修士課程を出た245歳の人が殆どですが、一度社会人経験をして小学生くらいの子どもがいる40代前半の人もいます。

法律(law)を学びたいなら、「ハーバードに行け」と言われているくらいで、イェール・ロースクールは「理論」(theory)重視です。ビジネス系の授業もいくつかありますが、実用的な法律よりも、理論を重視した授業が多いです。

日本の授業というと、教授が講義をし、学生がひたすらメモを取るという一方向の授業が多いですが、ここでは教授と学生、学生同士の議論が活発で、授業が非常にインタラクティブ(双方向)であるせいか、居眠りしている学生を一度も見たことがありません。(「イェール大学ロースクール(7)」につづく)

2011年1月7日金曜日

The Yale Club of New York City (2)




  初めまして、11月にニューヘイブンにやってきたばかりですが、参考になりそうな事があれば投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いします。14年前にも1年間滞在していたことがありますので、その記憶も含めて!

 年末年始は私たちもニューヨークのイェールクラブに滞在しておりました。最高のロケーションでリーズナブルに宿泊することができるので、昔からよく利用してきました。予約はメンバーの紹介が必要ですが、それでも取りにくい事があります。そういう時は大学のYale Travel に頼むととれることがあります。

 施設は宿泊の他、常にクラブメンバーが出入りして家族で食事をするなど利用されています。写真は二階のラウンジですが、広々としてくつろげますし、立派な図書館や素晴らしいレストラン、充実したフィットネスセンターにはスカッシュコートやプールもあります。メンバー制ですが、滞在中は無料で利用できます。図書館の奥にはパソコンが自由に使える部屋もあるのでとても便利です。

 今回、一押しの情報はコンシェルジュの女性、Ivetteさんです。とてもフレンドリーで親切なだけでなく、ホリデーシーズンなどでどこもかしこも混雑しているニューヨークで、取りにくいブロードウェイのミュージカルチケットや人気のレストランの予約を取ってくれます。非常に優秀ですが、コンシェルジュの仕事は彼女一人しかしていないようで、いないと誰も代わりをしてくれないのが難点です。

 元旦のRoof Dining Room のBrunchは残念ながら満席でしたが、Ivetteさんおすすめの近くのレストランに行きました。42nd St.のBryant Parkにあるガラス張りのレストランの朝食は光が差し込んで気持ちいい居心地の良いレストランでした。マンハッタンのスケートリンクはロックフェラーセンターが有名ですが、ここBryant Parkも冬の間スケートリンクになっていて、ホリデーマーケットも開催されていて、イェールクラブから散歩して行ける素敵な場所でした。


旅に備えて:Yale Healthのトラベル・コンサル

イェール大学在学中に、旅行や出張等で、他の国に行くこともあると思います。
そこで便利なのが、Yale HealthのTravel Consultation(旅に関するコンサル)です。

年末に南米に行ったので、私も冬休み前に、ここで、コンサルを受け、必要な予防接種と薬、各種注意事項の説明を受けました。そして予防接種をし、薬(4,300m強の高地に行くため、高山病予防の薬と下痢止めの薬等)をもらってきました。
今月、南アフリカの会議に出席する友人も、ここで予防接種を受けたようです。

予約制なので、電話でアポイントメントを取り、その日時にYale Health Center (55 Lock Street) 2階に行きます。事前に"Travel Form" という用紙(下記ウェブサイトからダウンロード)に記入し、予約日時の一週間前に用紙を電子メール又はFAXで提出する必要があるようです(私の場合、時間がなかったので、当日持参しました)。
コンサル費用は、Yale Health Memberは一人100ドルで、それプラス予防接種代と薬代がかかりましたが、複数人で同時にコンサルを受けると一人当たりのコンサル費用がいくらか安くなります(費用についても下記ウェブサイトをご覧下さい)。

Yale HealthのTravel Healthウェブページ:
http://yalehealth.yale.edu/med_services/int_travel.html

2011年1月5日水曜日

Yale Peabody Museum

年明けに、初めてYale Peabody Museum of Natural Historyに行ってきました。
ニューヘイブンにある博物館だから、それほどの規模でもないだろうと思って期待しないで行ってみたのですが、行ってみるとその規模の大きさと"面白さ"に感動しました!

三階建てで、一階のロビーを入ると、まず右側にマチュピチュの土器等の展示品があります。年末にマチュピチュに行ってきたばかりで、現地で見られなかった土器等がここにはあったので興味深かったです。そのほか、ネイティブ・アメリカンの展示品、恐竜の展示もあります。展示されている恐竜の骨格は、ニューヨークのAmerican Museum of Natural Historyにある恐竜の骨格に引けを取らないほどの大きさです。

また現在、宇宙・ブラックホールの臨時展示(2011年5月1日まで)もやっています。そこでは、ブラックホールにまつわるゲームがいろいろあり、楽しみながら、ブラックホールについて学ぶことができます。ゲームによっては、"Explorer's Card"というカードが必要ですが、それはそのコーナーの入口近くで無料で作ることができます。スペースシャトルに乗るゲームでは、ショート・ビデオを作ることができ、あとで、Explorer's Cardに記載されているウェブページにアクセスして、同カードに記載のIDでログインすると、当日撮った写真や自分が映っているビデオをオンラインで見ることができます。

二階は、以前コネチカットを襲った竜巻、隕石の展示等があります。また、Discovery Roomでは 、置いてあるビーバーの毛皮や化石を実際に触ったり、顕微鏡でシダの裏を見たり、体験できるコーナーがあります。本物のアリやカエル、ヘビも見ることができます。

三階は、鉱石の展示のほか、エジプトのミイラもありました。また、コネチカット州の鳥のはくせいが沢山展示されています。コネチカット州の鳥のはくせいをこれほどまで集めているのは、おそらく、Peabody以外にないでしょう。その多さは圧巻です。
これはコネチカット州の鳥のコレクションの一部
あまりにも面白く、長居してしまいましたが、これから何度も足を運んでみたいと思った博物館でした。

Yale Peabody Museum of Natural History: http://www.peabody.yale.edu/
イェールのIDがあれば、無料です。

2011年1月3日月曜日

The Yale Club of New York City (1)

ニューヨークに行く度に利用しているのが、The Yale Clubの宿泊施設です。


ニューヘイブンからMetro Northの電車でニューヨークに行くと、グランドセントラル駅(Grand Central Station)に着きますが、イェールクラブは、駅のほぼ真裏にあります。
ニューヨークのホテルは値段が高いですが、ここでは5つ星ホテル並みのサービスを比較的リーズナブルな値段で受けることができます。
内装は、イェール・カラーである、紺と黄色の色調で揃えられていて、古いですが、格式あるヨーロッパ風のホテルです。ドレスコードもあります。タオルもアメニティグッズもすべてイェールクラブ(YC)のマーク入りで徹底されています。

グランドセントラル駅に近いだけでなく、伊勢、めんちゃんこ亭、温や、丼屋等の日本料理屋さん、dainobuという日本のコンビニ、ヒサコサロン(ヘアサロン)等、日本のお店まで徒歩3分程度、ショッピング街の5番街(Fifth Avenue)やロックフェラーセンター、タイムズスクエアにも徒歩圏内なので、大変便利な立地です。

The Yale Club of New York City: http://www.yaleclubnyc.org/

Happy New Year!!

あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願い申し上げます。

大晦日から元日にかけて、ニューヨークで過ごしてきました。大晦日の夜、皆、お洒落な格好をしてマンハッタンの街を歩いています。Happy New Yearと書かれた帽子やカチューシャ、2011と書かれたメガネが露店で売られていて、それを買って身に着けている人も多くいました。頭の上でピカピカ点滅して光っています。私も、Happy New Yearというカチューシャを一つ購入しました。

年明けのカウントダウンに、タイムズスクエアにいるには、当日午後4時頃から並ばないと難しいようですが、当日夜11時過ぎ頃、タイムズスクエアの方面に行ってみたところ、1ブロック手前まで行くことができました。「人が多すぎるから、タイムズスクエアに大晦日の晩に行くものじゃない」とニューヨーカーの友人に言われましたが、アメリカ人よりも、世界各国から来た外国人のほうが多そうです。当日は、100万人もタイムズスクエアにいたそうで、40トンもゴミが出たそうです。
1ブロック前からでも、街の雰囲気や、店の前のテレビのモニターでカウントダウンを楽しむことができました。また、1月1日になったと同時に、風船が空に舞い上がる様子も見ることができました。

1月1日の夕方に、タイムズスクエアに行ってみたところ、既に40トンのゴミは綺麗に片づけられていましたが、紙吹雪がちらほら地面に残っていました。元日も、タイムズスクエアは、人でいっぱいで、おもちゃのトイザラスの店内も大混雑していました。 
元日のタイムズスクエア


タイムズスクエアになぜかボウリングピンの着ぐるみが!
ロックフェラーセンターのライトアップされたツリー