2011年1月26日水曜日

ニューヘイブン・グリーンの雪の彫刻

ニューヘイブンのダウンタウンに、「ニューヘイブン・グリーン」という広場があります。夏は芝生で覆われていて、野外コンサートが行われる場所なのですが、今は、深い雪で覆われています。
そこに、雪でつくられた顔の彫刻が出現したようです。下記の新聞記事によると、"Four-eyed snow genie"(4つの目を持つ雪の精霊)のようです。願い事をかなえてくれる精霊のようで、脇の看板には、「願い事は2つまで」と書いてあるそうです。

(写真は友人より提供)

米国北東部は、例年にない寒波が襲っているようで(先週日曜日は、-18℃にもなりました)、ここのところ、ずっと雪です。今日もワシントンDC、ニューヨーク、ニューイングランド、ボストンは大雪です。ニューヘイブンでは、雪が山盛りになっていますが、下記の記事にもあるように、どこに除雪した雪をためるのかが問題になっているようです。

記事:
http://newhavenindependent.org/index.php/archives/entry/snowstorm_parking_even_better_next_time/#When:16:34:15Z

2011年1月23日日曜日

イェール大学ロースクール (8)- 試験

イェール・ロースクールは、イェールの他の大学院と少し違う学期カレンダーを持っているので、春学期は、(今年は)明日から始まります。1月5日から19日までは、秋学期の試験でした。私自身は、(客員研究員なので)試験を受けていませんが、傍から見ていて、ロースクールにおける試験がどのようなものか書きたいと思います。

某授業の試験は、午前9時から午後1時まで、大教室にて試験(持ち込み可)。教授は、12月の秋学期最後の授業で、「試験では、私(先生のこと)の説を展開しても読んでいて面白くないので、できれば、オリジナルな説を展開して欲しい」と仰っていました。日本の法学部の試験では、多数説や有力説等を覚えてそれを書くという形式が一般的なので、教授のこのお言葉には目から鱗でした。もちろん、オリジナルな説といっても、判例(注1)を引き合いに出しながら主張を展開していかなければならないのですが、オリジナリティ、個性を重んじるアメリカの伝統が法学教育にも出ていると感じました。(注1:米国はコモンローの国なので、大陸法の国のように成文法ではなく判例の積み重ねで発展してきたため。)
Self-scheduled という試験は、自宅にてオンラインでイントラネットにログインして、一定の期間以内の好きな日に試験を受けるものです。時間は決められていて、いったん、ログインしてから一定時間内(例えば、24時間以内)に、試験を受けるのです。
また、レポート形式もあります。

ロースクールのウェブページには、学期の授業内容が発表される日に、試験日や試験形式も同時に発表されます。

J.D.の一年生の場合は、最初の学期(秋学期)だけは、合格か不合格がつくだけで、優良可というような成績は実はつきません。成績がつかないといっても、みな、冬休み中、帰省先でしっかり勉強している様子でした。

2011年1月19日水曜日

プレスクール探し

6月末にニューヘイブンに到着後、生活のセットアップと同時に、子供のプレスクール探しを始めました。

まず、以下サイトに載っていたプレスクールで、自宅から通えそうなところに順々に連絡していきました。
http://www.savvysource.com/preschools/c_preschools_in_new_haven_ct

ところが、通常は、入学の半年以上前に願書を提出するため、2ヶ月後に入学できる先はなかなか見つかりませんでした。

そこで、YaleのChild Care Coordinatorに電話で相談したところ、いくつかのプレスクールを紹介してくれました。
http://www.yale.edu/hronline/worklife/ccresource.html

結局、6校とコンタクトをとり、3校についてはWaiting listに載せてもらうことが出来ました(残りの3校は新学期から入学できる見込みはないとのことでした)。また、2校については、学校見学の機会もありました。空きができたら連絡をもらえるとのことでしたが、こちらからもときどき(しつこいかなと思いつつも)コンタクトをとり、空き状況について確認をとりました。

最終的に7月中に入学の許可が下りた1校に決めたのですが、8月に入ってからも別の1校から空きができたという連絡をもらったため、直前でも空き状況次第では入学が可能なようです。

プレスクールを選ぶ際、「コネチカット州ニューヘイブンエリアの日本人のためのサイト(http://www.newhaven-j.com/entertainment.html)」の掲示板を通じて具体的な情報を頂けたこと、プレイグループ(9月3日「親子で参加できるプレイグループ」をご参照ください)で出会った方々から話を聞けたことが、幸いでした。

プレスクールに入学して5カ月となる現在、子供は日々楽しく通っており、入学できて良かったという思いと、様々な情報を下さった方々への感謝の思いを感じています。

2011年1月13日木曜日

イェール大学キャンパスの中でスキー!?

昨日の大雪の後、イェール大学のSterling Memorial Libraryという図書館前で、スキーをしている人がいたそうです!ふかふかの雪なので、気持ちよさそうですし、確かに移動には便利そうです。


友人が提供してくれた写真です。

2011年1月12日水曜日

続・大雪

NBCコネチカットのニュースによると、この大雪、ニューヘイブンでは15年振りだそうです。
ニュースでは、午前中、ニューヘイブンのダウンタウンのCity Hallの前からレポーターが中継していましたが、そのわきを「Yale」のロゴ入りのズボンをはいた学生が、寒そうに通り過ぎていきました。

強風がおさまった途端(午前10時半頃)、雪かき車や人が出てきて除雪作業をしていました。駐車場のまわりでは除雪車が3台も同時に出てきました。また、特別な塩をまく人もいました。
こちらに来て驚いたのは、雪への対応の速さです。他の手続に関してはアメリカは一般的にスローですが、北東部の除雪作業の対応の速さには、感心します。やはり雪に慣れているからでしょうか。雪が降っても、車道も歩道も、たちまちのうちにきれいに除雪され、道が滑らないようにしてくれるのです。
テキサスでは、2インチ、雪が降っただけで休校になったりします。ニュースで言っていましたが、西部や南部では雪に慣れていないので、少量の雪でもいろいろな機能が麻痺してしまうのです。その点、北東部は慣れている感じがします。

午後1時過ぎ、サンシャインも出てきました。


リスも避難

Sterling Memorial Library前

除雪車

大雪

今日は、ニューヘイブンは、今年一番の大雪です。
一週間前から、米国北東部では大雪になるという予報が出ており、数日前から大雪警報が出ていたのですが、昨晩から、ニューヨーク、そして、コネチカット州、ボストンと今はニューイングランド地方が大雪です。
今朝8時。外を見ると吹雪です。普段は車の通りが多い道も、今日は窓から見ていると、殆ど歩いている人や車をみかけないのですが、一人、歩いている人がいました。台風のような強風に傘が吹き飛ばされないように立ち止まっていて大変そうでした。(その傘はもはや壊れていました。)
アパートの裏の小道でも、先ほどまで車が雪に埋まってしまって身動きできなくなっていました。

NBCのテレビ・ニュースでは、他の学校の休校情報や休館情報が表示されています。ニューヘイブンの駐車場も多くが、Ban(禁止)やClosedとなっているようです。イェールのブリティッシュ・アート・センターも休館になったようです。
イェール大学でも殆どの授業が休講になり、私自身もボストンでの会議が延期されたのですが、夫の午前一の授業は休講にならず、吹雪の中、でかけていきました。
下記は、夫が授業に行く際に撮った写真です。(ニューヘイブン・ダウンタウン)



2011年1月9日日曜日

イェール大学ロースクール (7)- 授業(2)

イェール・ロースクールは、少人数教育なので、J.D.の場合、一学年200人余りで、教室も小さい教室が多いです。講義(Sectionという)は100名ちょっとで、そのほかのクラス(日本でいうとゼミに近い)は6~15名ほどで、密度の濃い授業が行われます。
どの授業も、ソクラティックメソッドで、教授が学生にあてて、教授と学生、学生同士で活発に議論し、非常にインタラクティブです。
最初、法的な知識を持たない一年生が、いきなりソクラティックメソッドで議論することに対して、違和感を覚えました。法的バックグラウンドが何もないので、最初は学生の議論が法的議論になっていないと感じ、日本の法学教育のように、一方的な講義でひととおり法学というものを学んでから、3-4年生のゼミで議論したほうがよいのではないかと思いましたが、2か月くらいすると、しっかりした議論になってくるので驚きです。教授も、学生にあてながら、学生同士の議論を促します。
あらかじめシラバスやイントラネット等で、教科書で読んでくるべき量が指示されていますが、毎回100頁ほど読んでくるようアサインされます。大方の学生はしっかり読んできて、議論に参加するのです。教科書は、日本の法律の教科書よりもずっと分厚いもので、百科事典、広辞苑並の分厚さです。そのため値段が140ドルくらいするので、大部分の学生は、中古本を買って使っています(中古本の場合、先輩による書き込みもありますが、書き込みによっては重要な箇所がハイライトされているのでよいかもしれません)。

法学部というと、日本でも、単に条文を覚えるのが勉強と誤解されがちなのですが、日本の法学教育の場合は、法律行為、条文の解釈や学説(多数説、有力説、少数説)、主な判例等を学びます。例えば、憲法学では、基本的人権と統治について学び、各種権利・義務とそのコンセプト、判例を学びます。したがって、日本の法学教育の場合、学説や判例を学び、試験でもそれらを覚えることが求められます。日本のほか、ヨーロッパの国等、大陸法の国は大方このような感じで法学を学んでいると思います。
米国は、判例の積み上げにより法学が発展してきたコモン・ローの国なので、教科書には、とにかくケース(事案、判例)ばかりが書いてあります。事案を通して、原理や基準を学びます。イェール・ロースクールでは、とにかく教科書に書いてある事案を読み込み、自分の考えを述べたり、主張、説を打ち立てたりすることが求められます。いわゆる学説などは学びません。いかに、一貫した議論を打ち立て、正当化するかに力点が置かれている気がします。なので、「間違っている」主張というものはないのです。教授も、学生の主張に耳を向け、あらゆる角度から促したり、つっこんだりします。
日本の法学教育を受けた者からするとそれが一見難しく思えますが、米国の国際会議や世界におけるプレゼンスを考えると、これが米国の強みなのだと思いました。